※ネタバレ含む
結局、側室辞退は叶わず儀式の日。
この回は本当に絵が美しいんです！特に衣装が、ただの漫画を通り越して絵画みたい。カラーでよかった！って心底思います。
側室とはいえ、親王の婚礼の儀なわけですから相当の衣装を身にまとうわけです。そういうところにちゃんと美的な拘りを生かしてくる作者の気合を感じました。
さらには季節の描写。儀式の日は寒い時期の設定らしく雪がチラつくなか行われるんですが、人物が言葉を交わすたびに息が白くなる様子が表現されていてこれがまた美しいんだなー。
そんでもって、衣装も寒さ対策されてて芸が細かい。親王サマは毛皮を纏っているんですが、これが儀式用と思われるフォーマルな雰囲気でお洒落すぎる。良い。
式の最中では、二人の雰囲気がなんとも言えなくて。セリフが少ないんだけどお互い感慨深い感じが伝わってくる親王の態度とかジーンとします。前日、側室をやめるやめない言ってたよな？って突っ込み入れたくなるんですけどそれは置いとく。
話全体としてとても美しいターン。本当に。
が。
めちゃくちゃ日本語訳が不自然なところがいくつかある。しかも重要なところで。
正式に側室となる沈玉の、嬉しいけど苦しい胸の内を、美しい絵でも魅せるここまでのクライマックスに違いないのに、なんだその自動翻訳みたいなセリフ。あと、宗清さんのセリフも意味不明なとこがある。
マジで、原文どうなってんの？中国語勉強しようかなって思いました。絶対、作者の意図とは違う訳な気がしてならないです。もったいなさすぎる。
